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トピックス:iDeCoの税制改正について

iDeCo(個人型確定拠出年金)受取時の税制改正について

iDeCoとは、将来の老後資金に備えて自分で積み立てを行い、運用する私的年金制度のことで、積立時・運用時・受取時に手厚い税制優遇を受けることができます。

さらに、加入要件はあるものの基本的には20~64歳までの国民年金・厚生年金の被保険者であれば原則誰でも加入ができ、なおかつ掛金の最低額は月額5,000円となっており1,000円単位で自由に設定できます。そのため老後の問題が重要視される昨今に、資産運用を始める上で比較的ハードルが低く、気軽に始めやすい制度といえます。

しかし、上記で述べたメリットの他にデメリットもあります。

その中の『資金を受け取るときに課税される場合がある』については、今までiDeCoの一時金を受け取った後、5年以上経過してから会社の退職金を受け取れば、それぞれに対して退職所得控除を適用できましたが、2025年の税制改正により経過期間が5年以上から10年以上へと大幅な変更となりました。(通称:5年ルール、10年ルール)
そのため60歳でiDeCoの一時金を受け取り、65歳で退職金を受け取る予定の人は、間隔が10年未満のため、退職金の控除額が減額される可能性があり、税負担が増えることになります。(令和8年1月1日より)
このようなことを回避するための対応策として下記の2つの方法が考えられます。

以上のように、iDeCoは解約するタイミングや受け取る方法によって税額が大幅に変動する可能性があるため、注意が必要です。

  • 島田会計Staff Profile
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